2019年10月18日金曜日

鳥取銀河鉄道祭のできるまで38

鳥取銀河鉄道祭のできるまで38

今回映像リサーチで参加いただいた波田野州平さんは鳥取出身ですが東京在住。少しずつ鳥取での活動も行なっていきたいと頑張っている若手作家さんです。私自身も北海道出身でなんとか北海道で公演機会を作ろうとか思い頑張ってきましたし、働きかけてきましたが、多分力量が足りなかったんでしょう、呼んでももらえず、できなかった。(私自身がこれまで行なってきたことは当然自費で、メンバーを連れていく費用も全て自分で負担して行なってきた。それを行うためにJCDNの事業や財団事業をてつだい、そのお金を回すことにしたが、その内容へは評価されていないのだと思う。札幌資料館など新たな場所の開拓や人の紹介を行ってはきたと思うが自分にはかえってこない。そのことが私の自信を失わせ、かつここに頼っても無理なんだと思うことにつながって、鳥取に流れ着くことになった)

自分の生まれ育った土地へ自分の作品や活動を伝えたい気持ちはわかるし、銀河鉄道としてはぜひとも応援したいと思い、波田野さんを紹介するよう、作品を作ってもらうだけではなく、過去の作品を見直す機会ができないかと思ったのでした。

そしてできたのが代表作の「影の由来」と「断層紀」の上映会でした。

https://scrapbox.io/gingatetsudou-tottori/波田野州平特集上映『断層紀』『影の由来』@鳥取市

波田野さんの「影の由来」はその前の年に倉吉で拝見し、活動を知ったきっかけでもありました。この時は写真だったのですが、そこから想像を広げ新しい世界を構築するフェイクドキュメンタリーとも言える作風で興味深かったのです。

どこの土地であったとしても自分の生まれ故郷に自分の活動を伝えたいと思うのが心情。故郷に錦というやつです。派手なことをしなくても小さな規模で、お話をする場も含めながらできることがあるはずです。鳥取は小さな県であることもあり、あの高校の同級生がとか同窓生がということはよくある。実際に現在事務局の野口さんも波田野さんにつながっていて、それゆえ「現時点プロジェクト」は出来上がっている。



私はあくまでこの鳥取に来て3年半(それでここまで大きな事業に携わっていること自体がミラクルと言われます)。知らないことも多く、またまだまだ学び足りないと思うのでした。

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