2019年10月26日土曜日

鳥取銀河鉄道祭のできるまで66


鳥取銀河鉄道祭のできるまで66

こんな最中、次にワークショップをおこなう倉吉で銀河鉄道の夜を元にした朗読劇を行うという情報を得て行ってきました。倉吉地区で演劇をおこなっているOHKUSさんとキッズ劇団きのこたけのこさんと声優さんのゲストで行う朗読劇。
http://www.apionet.or.jp/~ohkus/main.htm
銀河鉄道の夜は非常に難解で、私たちの作品でも、「一生懸命読もうとするけどねてしまう」という声があるくらい。「でもいいんです!わからなくても大丈夫!」を主義としているゲキジョウ実験!‼︎「銀河鉄道の夜→」なのですが、多くの人がくじけてしまう傾向にあります。
でもいつかその部分でも声に出して読んでみてください。詩のように美しい世界が広がっています。本当は朗読講座をやりたいと話していたのですが、できなかったのが悔やまれます。

この日チラシを撒きに歩いていたら、モダンさん(鳥取では知られたレトロ喫茶店屋さん、昔ながらのクリームソーダが飲めます)で「実は倉吉銀河鉄道祭やり始めたんです、去年から」という話を聞く。7月に倉吉銀座商店街では銀座と銀河をかけて銀河鉄道(ミニSL)を走らせる土曜の夜市をやっているのだそう。これは気になります。

なぜか倉吉でもりあがる銀河鉄道の夜。河本緑石さんのこともあるし、鳥取にはきっと向いていると思います。予算削減もあり、いろんな銀河鉄道を発表してもらえるような機会を作ろうと思っていたのですが、それはできませんでした。賢治作品の面白いところは見方によって多様に捉えることができるということです。そしてイメージ的に美しく、絵的でもあるので、いろんな表現の仕方に応用できるのです。音楽も、ダンスも、演劇も。人によりそれぞれに異なる宮沢賢治イメージがある。これからも少しずつ宮沢賢治思想が広まっていってくれたら嬉しいです。

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