2019年10月25日金曜日

鳥取銀河鉄道祭のできるまで59

鳥取銀河鉄道祭のできるまで59

県立図書館はある種の県の宝のような施設です。
https://www.library.pref.tottori.jp

というのは片山知事(平井さんの前です)が、この小さな県で、しかしやる気さえあれば世界へと旅立てるようにとかなりの予算を割いて作った場所だからです。正直鳥取大学図書館の何倍も蔵書を持っています。(なので私自身も図書館に行く回数の方が隣のとりぎん文化会館に行くよりも多いくらいです)
司書の高橋さんとお話ししながら書庫も見させていただきました。表に出しているのは20万冊、書庫にはおよそ80万冊。できて以来、今のところ所蔵を捨ててはいないそう。
これはアーカイブ事業と似てすごく重要なことで、一見無駄に見えるものに意味が生まれることがありえるのです。
ちびくろさんぼの絵本の変遷や、戦争時の教科書(すみ塗りも多々ある)や。そういう消えてしまった歴史を振り返る上で大切な資料が残っています。
県立図書館は図書館 オブザイヤーを受賞しており、県内図書館とのネットワークなどもいい感じで作っています。県内の全ての図書館の一括検索や地元図書館への取り寄せも可能です。
民間に委託するなど図書館のあり方も変わりつつありますが、専門知のある学芸員や司書をキープすることで新しい可能性が開いていってほしいと思います。アーティストの端くれとしてはここにある宝何を掘り起こそうか、ということを思います。
実際に何度か図書館の書庫を見学させていただいたのですが、すごいです。これはぜひ皆さん体験して見ていただきたいです!

片山知事は小さい県でも自分で道を切り開けるすべを作ろうとして図書館の充実を図ろうとしたそうです。専門書などは個人では購入しきれない。しかし公的にシェアすることで情報をえ、新しい道を作り出すことができる。そのための場所です。ここでえた知を生かして世界へ羽ばたく鳥取人が増えていくことを祈りつつ。

日本国内トップクラスの蔵書、サービス、ぜひ体験してください。

現在こちらの図書館、2階の特別閲覧室で8mmアーカイブ展示「声をそえる」やっています!ぜひお立ち寄りを。

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